レモン由来エリオシトリンはミトコンドリアの活性を上げて脂肪肝に効く、という論文

いいことは続くもので、同じ日に2報Publish。


こちらはScientific Reportsから、しかもちょっと嬉しいEqually first author


ポッカサッポロフード&ビバレッジとの共同研究の成果をまとめたものです。そして、そこから来られていた大学院生の学位論文になります。

いやあ、めでたい、めでたい。


Eriocitrin ameliorated diet-induced hepatic steatosis with activation of mitochondrial biogenesis.


レモンに多く含まれているeriocitrin(エリオシトリン)を肥満ゼブラフィッシュに与えたところ、脂肪肝が良くなった。DNA microarrayで解析したらミトコンドリアの生合成が増加していた(エネルギー産生があがっている、つまりカロリーをよく使うみたいなイメージ)。


んでもって、さらにヒトの肝臓細胞でエリオシトリンの作用とメカニズムを(ちょっと)証明した(メインはゼブラフィッシュですから!)。


論文書き以外にも、最後のヒト細胞での実験を含め、実験かなりがんばりました。

なので嬉しいです。

でも、もう少し格上の論文でもよかったような・・・という研究者にありがちな欲が出てしまいます。


まあ、もう出国間近なので、しょうがないのですが・・・。



これで残っている大学院生はあと何名だっけ??